前回、迷える家計管理の中で、「うちの家族にとってこれがベスト!!」な我が家基準を見つけるコツはスモールステップとお伝えしました。
このスモールステップをクリアしていくとき、専門的な情報が必要になる場面が多々あります。
SNSの情報に惑わされていませんか?
SNS等で情報が気軽に入手できる時代です。
「エコーチェンバー」や「フィルターバブル」という言葉をご存知でしょうか?
「エコーチェンバー」とは、ソーシャルメディアを利用する際、自分と似た興味関心をもつユーザーをフォローする結果、意見をSNSで発信すると自分と似た意見が返ってくるという状況を、閉じた小部屋で音が反響する物理現象にたとえたものである。
総務省 令和元年版 情報通信白書 エコーチェンバー
「フィルターバブル」とは、アルゴリズムがネット利用者個人の検索履歴やクリック履歴を分析し学習することで、個々のユーザーにとっては望むと望まざるとにかかわらず見たい情報が優先的に表示され、利用者の観点に合わない情報からは隔離され、自身の考え方や価値観の「バブル(泡)」の中に孤立するという情報環境を指す。
総務省 令和元年版 情報通信白書 フィルターバブル
詳しく調べようと検索すればするほど、最適化により、目にする情報が偏り思考も偏ってしまう可能性があります。
最近SNSでよく見かけるから流行っているのだろうと思い、自分とは別のタイプの友人に話をしたら全く知らなかった、なんていう経験をしたことはないでしょうか?
SNSの情報を鵜呑みにするのではなく、一度立ち止まって冷静に判断することが必要な時代になったように思います。
それはいつの情報ですか?
一過性のものではありませんか?
信頼性はありますか?
他の選択肢は本当にありませんか?
情報の取捨選択は手間も時間もかかる
つい先日の話ですが、有名なYouTuberが税制改正について話している内容が明らかに間違っていたことがあり、自分の読み込みが甘いのかな?そんな解釈もできるの?でも、どう考えても間違ってるのにどういうことー😭💦!?と何時間も調べるハメになりました。
その後、コメント欄へ訂正内容が書き込まれ、間違いであることが確認できました。
誰しも間違いはあることですが、動画を見てそのまま間違った情報を受け取ってしまうこともあると思うと、情報を鵜呑みにする怖さを実感しました。
何かを調べようとするとき、まとめサイトも続々と出ていますが、同じような内容が書いてあるサイトが多いように感じます。同じような情報ばかりを目にすると、あたかもそれが正解であるかのように感じてくるのは私だけでしょうか?
正確な情報の取捨選択は手間も時間もかかって大変ではありませんか?
特にお金の情報は、専門用語が多く、制度は複雑かつ改正も多いのでご注意ください⚠️
「これだけやっておけば大丈夫!!」では安心できない
お金の情報を調べていると、「これだけやっておけば大丈夫!!」というサイトがありますが、それがすべてのご家族に当てはまるとは思えません。
大事にしたいことも、不安に感じることも、必要な金額も、リスクに耐えられるかどうかも、何もかもご家族ごとに異なります。
子育てで成長段階によって悩みが異なるように、家族のステージによっても悩みは異なります。
漠然とした不安は、原因を明確にして対応策を講じなければいつまでも消えません。
そのため、「これだけやっておけば大丈夫!!」をやっても、本当にこれだけで大丈夫なのかな?もっと必要かな?他にもやっておいた方がいいかな?とやっぱり不安になります。
子どもの頃に一度は聞いたセリフ「よそはよそ、うちはうち」笑
みなさんには、「うちの家族にとってこれがベスト!!」な我が家基準を見つけてほしいのです。
そのためには、長い目線で複合的に判断する必要があります。
「個別相談」チャレンジしてみませんか?
家計管理は一度整理してしまえば、その後はライフステージの変化に応じてメンテナンスしていくだけです。
スモールステップでよいので、一度整理しきってほしいのです。
専門用語が多く、制度は複雑かつ改正も多いお金のこと。
情報過多のこの時代、ご家族だけで迷ったり悩んだりするよりも、「個別相談」を利用してスモールステップをトントントン♪とクリアしてみませんか?